アンデス地域のイベントであるアイマラ新年について紹介します。
アイマラ新年とは
私がスペイン語で現地の人から聞いた話なのであっているか分からないです。笑
アンデス地域でのイベントで、(毎年?)6月21日がアイマラ族の新年とされているそうです。
ちなみに新年と大晦日(?)はボリビアでは祝日とされています。
サマイパタの博物館のスタッフが言うには、以下の三カ所でしかやってないと言っていました。
- サマイパタ
- ティワナク(ボリビア ラパス近郊)
- クスコ(ペルー)
しかし、テレビを見たらエルアルト(ボリビア ラパス近郊)やオルロ(ボリビア)でもイベントをやっていました。
イベント内容
メインイベントは、「初日の出(御来光)を見てパワーをもらう」でしょうか。
大晦日は夜9時くらいから日の出が出る直前まで踊っています。
日時
6/20: 大晦日(?)
6/21: 新年
場所
サマイパタでは、「エルフエルテ(サマイパタの砦)[El Fuerte de Samaipata]」で開催されています。
大晦日~日の出までは、エルフエルテの入り口近くの特設ステージでディスコテカ状態で踊れます。
日の出前になるとみんなで、歩いてエルフエルテの少し上の所(展望台付近)に移動して太陽が出てくるのを待ちます。
料金
なんと、無料です!!
通常、外国人なら50Bs(800円弱)[ボリビア人大人25Bs]の入場料がかかりますが、この日(このイベント時)では不要です。
当日の様子
まずは、日の出前までをご覧ください。、ステージ前では狂ったように踊っています。
駐車場と広場
駐車場は車であふれでいます。駐車場に入れない車はエルフエルテに来る道に路駐しています。かなり遠くまで路駐が続いていました。広場にはテントが乱立しています。
出店
出店もたくさん出ています。お酒・食事やお土産などが購入できます。
お酒は、スクンベというレチェ(牛乳)のお酒の温かいのやシンガニというボリビアのお酒(ブドウベース)の温かいのがあります。飲んでいる人少なかったですがビールもあります。
文化的なイベントということもありスクンベやシンガニを飲んでいる人が多かったです。
特設ステージ
歌手がラテンの曲を歌っていました。ほぼディスコです。サンタクルスの若者がたくさん来ていますし、オルロの方からも民族衣装を纏った人がたくさん来ており、年齢に関係なくずっーーーと踊っていました。
私は朝2時前に来ましたが、早い人は21時から翌朝5時くらいまで踊っていることになります。笑
日の出
日の出を待っているときは、本当に真っ暗の中に焚火の光があるだけです。
下記の写真はカメラの設定で明るくしています。
太陽が出てくると、みんな一斉に両手を挙げて、掌を太陽の方に向けていました。
エネルギーをもらっているとのことです。
アクセス
サマイパタから
プラザ周辺やガソリンスタンドそばのトゥルフィー乗り場から乗り合いタクシーやモトタクシーが出ています。
タクシー貸し切り: 片道40Bs
乗り合いタクシー: 片道10Bs (車の大きさにもよりますが、4名ほどで出発)
モトタクシー: 片道10Bs
この日に限っては、夜遅く(朝早く)でも比較的早く集まります。
サンタクルスから
どこから出ているのか不明ですが、サンタクルスから直接バス(小型)も出ていそうです。
帰り
非常に混雑しますが、サマイパタや近郊のタクシー/トゥルフィー/モトタクシーが終結してサマイパタ中心部にピストン輸送を行います。
料金は、サマイパタ中心からエルフエルテに来たときと同じですが、おそらく貸し切りは難しいと思います。
その他
服装
6月は、サマイパタ地域は冬ですので防寒対策をされることをお薦めします。
以下、オススメの服装です。
- ヒートテック
- ダウンジャケット
- 風を通しにくい服
- 手袋
- 帽子
- マフラー
- 厚めの靴下
- (可能なら)ハイキング用の靴
エルフエルテは、サマイパタの中心より300mほど高い標高1900mの山の上のありますので、強い風が吹いています。
気温も朝晩は10℃を下回り、寒い日は5℃程度まで冷え込みます。
寒気なので、雨になることは少ないですが、運悪ければ雨となることもあり得ます。
入り口からエルフエルテまで歩いて登りますが、石などありますので歩きやすい厚底な靴で来られる方がいいです。とはいえ道は整備されているので普通の靴でも問題ありません。
2019年は風がなく、そこまで寒くなかったです。
トイレ
エルフエルテには、ボリビアでは比較的綺麗なトイレがあります。
ただ、女性は結構並んでいました。
後半(日の出以降)は貯水タンクの水がなくなって、水が流れないということにもなっていましたので、注意が必要です。
まとめ
外国人がなかなか触れることができない、アンデスの文化を感じられるイベントです。
6月21日ころにボリビアに来られる方は、このイベントに参加していただきたいなと思います。
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